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本当に大丈夫?ストレートネックの人は肩こりしやすい!

ストレートネックの人は首こり・肩こりしやすい

身体的な特徴が肩こりの原因

日本人に多いストレートネック。

以前はミリタリーネックとも言われ軍隊の人が気をつけをした時の真っ直ぐすぎる不自然な首の姿勢のことを言っていました。

  • ストレートネック
  • 首が細い
  • なで肩

この3つが肩こりしやすい体型の特徴です。

こう見ると若い女性に多いことがわかります。

では、身体的な特徴以外の原因はあるのでしょうか…

長時間のデスクワークは体に負担をかけている

仕事でデスクワークをする方は多いと思います。

立ち仕事より楽なイメージがあるのですが、体へのダメージは相当大きいものです。

まず、背骨の間にありクッションの役目をしている椎間板への負担は立っている時よりも座っている時の方が1.5倍も圧力が掛かっています。

さらに、長時間座り続けると骨盤内の血流も悪くなり、立ち仕事の人と比べて、デスクワークの人の大腸癌のリスクは3倍と言われています。

ここまで聞いただけでも少しギョッとしますよね。

では、なぜ長時間のデスクワークは肩こりしやすいのでしょうか…

体を動かさないこと自体が肩こりの原因です

最近ではデスクワークと言うとほとんどがパソコンによる作業だと思いますが、職場でのデスクワークで考えられる肩こりの原因を主に4つ上げました。

  1. 目の疲れからくる肩こり
  2. 肩甲骨を動かさないことによる肩こり
  3. 背中を丸めて座っていると肩こりになる
  4. 職場での人間関係によるストレス

①目の疲れからくる肩こり

長時間のデスクワークをしているとどんな人でも目の疲れ、いわゆる眼精疲労はつきものです。

これはパソコンのディスプレイ(画面)がある一定の距離にあるため視線のピント合わせが長時間変わらないことから起こるものです。

遠くを見たり、近くを見たりすることが無く、一定の距離のところを見続けるため目のピントを合わせる筋肉があまり働かなくなってしまうのです。

予防法としては、1時間に1度はパソコンの画面から目を離し、遠くを見ることも必要です。また、目のトレーニングとして遠いところと近いところを、交互に5秒づつピントを合わせるなどが効果的です。

②肩甲骨を動かさない

腕を体から30°以上離さないと(上腕の外転)肩甲骨は動き始めません。

通常のデスワークでは肘を90°近く曲げますが、体から30°以上離す事はありません。

常に肩甲骨は下制し、前方へ巻き肩のような姿勢をとります。

予防法として、理想は鉄棒にぶら下がることがベストです。
しかし、鉄棒のあるような場所はなかなかないので、代わりに肘を体から遠ざけるようなストレッチをすることで代替できます。
腕を上にあげて背伸びをするだけでも十分ストレッチができます。
1時間に1度はイスから立ち上がり背伸びをすることを継続してやりましょう。

③背中を丸めて座っている

電車の中でも、イスに浅く腰掛けて背もたれに寄りかかる姿勢をよく見かけます。

骨盤の最下部にはイスに座った時に当たる骨「坐骨」があります。

この坐骨がイスに当たらずに座り、背骨の一番下にある仙骨と言う骨をイスに当てて座ると背中が丸くなった姿勢になります。

腰痛が起きてもおかしくないこの姿勢は当然、その上にある背中、肩、首の筋肉を同時に緊張させるため肩こりの原因となります。

予防法としては、イスに浅く腰掛けたなら背もたれに寄りかからない、
背もたれに寄りかかるなら、イスの奥まで深く腰掛けることを意識してください。

④職場の人間関係でストレス

職場で席替えがあり、嫌な上司がすぐ横、あるいはすぐ後ろの席へ移動した途端、首が動かなくなったり、肩こりを覚えるようになった人がいます。

上司の方を向きたくない、あるいはそこにいるのを意識してしまうあまりに筋肉が緊張することがあります。

このように筋肉にブレーキをかけてしまうと筋肉の異常な緊張が増え肩こりがひどくなるケースもあります。

これには予防法はないのですが、
テレワークが増えたことにより少しは緩和されるかなと思います。

まとめ

デスクワークで考えられる肩こりの原因を主に4つの中で①②③は自分でコントロールできるものです。

とはいえ、毎日となるとなかなか継続できないものです。

まずは気が付いた時に身体をリセットするつも入りでコツコツを目指しましょう。

この記事を書いた人

井澤晴彦

井澤 晴彦

カイロプラクター歴30年。施術を通して患者様の生涯のパーソナルケアを 担当させて頂きたいと思っております。お身体に関する以外の小さな事でも気軽にご相談してください。